第20回 様々な、新型コロナウイルス対策

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キーパーズ有限会社
代表取締役
宅地建物取引士
吉田太一 さん

2002年、日本初の遺品整理専門会社キーパーズを設立。年間1600件以上の遺品整理に携わるほか、スムーズな相続を実現するための不動産をはじめとした各種手続き、リサイクルなどあらゆる相談に応じている。さだまさし原作の映画「アントキノイノチ」のモデルとしても知られる。日本ペンクラブ会員。

 キーパーズでは、孤立死された現場の死臭を除去するために、日本で初めてオゾンを使うサービスを16年前から始めています。
 オゾンは、脱臭、除菌、防カビ効果に優れており、残留性がなく安全なので食品の除菌など幅広く利用されてきました。むかしのブラウン管テレビなどの放電でオゾンが発生していたので、オゾンのにおいを嗅ぐと多くの人が知っている匂いだとおっしゃいます。
 自然界では、オゾンはオゾン層で生成され、大気を自浄する働き(消臭・除菌)をします。オゾンは、太陽の紫外線や雷の放電によって生成され、私たちを取り巻く空気にも微量ながら含まれていて、独特のにおいがあり、高原や日差しの強い海岸、森林などの空気に多く含まれています。

 また、先にも書いたようにオゾンは大気を浄化した後、時間と共に安定した酸素にもどる性質があり、反応後の残留物を出さないため極めて安全な物質なんです。
※ 【奈良県立医科大学】 オゾンによる新型コロナウイルス不活性化を確認
 令和2年5月14日

 但し、濃度の高いオゾンそのものを直接吸い込むと呼吸障害を起こすので注意も必要です。
 そのような中、数件の大手葬儀会館からの依頼で、会館の除菌をお願いできないかという相談を受けて4か所の会館のオゾン脱臭を行ってきました。新しい目的でのサービス提供ですので、何度も足を運び安全性を確認しながら無事に除菌を行うことが出来、毎月一回の定期除菌をお受けすることになりました。さらに安心安全にサービスを提供できるように社員にオゾン安全管理士の資格を取得させました

 気体ですので、あらゆる隙間まで行き届き、新型コロナウイルスの除菌だけでなく、あらゆる匂いも強力脱臭するので、定期的に行うことで室内の隅ずみまでが清潔に保たれるので従業員の方が安心して働けると好評だそうです。
 賃貸物件には、様々な人間関係を持った人々が生活しており、陽性反応が出た人もおられると思いますが、住人同士の接触の機会は比較的少ないので、大きな対策は必要ないかもしれまんが、共有部分が多い建物は少し消毒などは必要かも知れませんね。

 それよりも、新型コロナの影響がこのまま続けば、家賃滞納や、家賃交渉による収益の悪化を危惧しないといけないかもしれません。
 さらにコロナ感染者が入居していたという噂による二次被害も考えておく必要があると考えておくべきでしょう。
 おそらく、殺菌などを行えば、告知義務までは必要ないでしょうが、リスク対策として頭に入れておいたほうがいいと思います。
 賃貸に限らず、居宅の場合は、濃度の低い家庭用のオゾン発生器がネットで3千円~1万円くらいの値段で売られてますので購入されておいたほうがいいかもしれませんね。

遺品整理や残置物の撤去

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