第15回 子供がいないより、子供がいる方が辛い親

自由変更部分

キーパーズ有限会社
代表取締役
宅地建物取引士
吉田太一 さん

2002年、日本初の遺品整理専門会社キーパーズを設立。年間1600件以上の遺品整理に携わるほか、スムーズな相続を実現するための不動産をはじめとした各種手続き、リサイクルなどあらゆる相談に応じている。さだまさし原作の映画「アントキノイノチ」のモデルとしても知られる。日本ペンクラブ会員。

 私は全国で、一人住まいをされている高齢の方のご自宅に訪問して終活の相談を受ける機会が多いのですが「子供が一人でもいてくれたらよかったんだけど」という話をよく聞きます。未婚で親兄弟も亡くなり、自分の葬儀や遺品整理など様々な事柄を担ってくれる身内が居ないことで悩んでいる方々です。

 しかに本人の不安な気持ちを察すると理解出来るのですが、自分の最期の始末を頼む相手が居ないことに気付いてから子供の話をするようであれば少し身勝手にとえられてしまいますので要注意です。しかし、わたしの相談者の中には〝逆の悩み〟を抱えてらっしゃる方が多いのも事実なのです。

 〝逆の悩み?〟実は一般的には違和感のある話ですが、実際に〝子供さえいなければ〟と悩んでおられる人もたくさんいるのです。なぜ「子供がいなければ」と思うのでしょうか?それぞれ人によって理由が違いますが、パラサイトシングルのように家から出て行かない40~50歳代の「親の年金と貯金に依存しているニート生活者」の子供を抱えているケースはとても深刻です。また、家からは出て一応自立しているけれどお金が無くなるたびに親の金をせびりに来るなど金銭に絡むことが多いようで、中には自分がまだ生きているのに子供同士で相続争いが起こり家族がバラバラになってしまった方もいます。

 パラサイトシングルについては、親の死後も死亡届を出さず親の年金を不正受給して生活していた子供たちなどが居たことで全国で問題になったので覚えている方も多いのではないでしょうか。また、「施設に寄付をしたいのだが、子供に相続財産の遺留分があるので希望通りに寄付できない」や、「海洋散骨してほしいのだけれど、子供がそれを実行してくれそうにない」など、このような事で悩んでいる方は、「子供さえいなければ・・」というのです。

 もちろん死後の希望については、公正証書遺言や死後事務委任契約などによってある程度の希望は第三者へ託し叶えることが出来ますが、子供の遺留分の申し立てを無視しての全額寄贈はできませんし、子供にはすべて内緒にしてといわれても第三者が内緒で火葬することも難しいですからね。また公正証書遺言で子供を遺言執行者として希望を書き記していたとしても、子供が遺言通り執行しなくても法的な罰則が発生するわけでもないので、必ず実行してくれるとは限らないのです。

 「子供がいるから子供に迷惑をかけてしまう・・・」なんて悩みもあったり、親子である以上割り切れないことや法律上逃れられないことがあり、そのために辛い気持ちで生活している方がいるのも事実なのです。子供がいても親子として良好な関係を維持し続けることは本当に難しいようですね。

遺品整理や残置物の撤去

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