第1回 「あなたが神様に見えるわ!」からはじまった、
日本初の遺品整理サービス

自由変更部分

キーパーズ有限会社
代表取締役
宅地建物取引士
吉田太一 さん

2002年、日本初の遺品整理専門会社キーパーズを設立。年間1600件以上の遺品整理に携わるほか、スムーズな相続を実現するための不動産をはじめとした各種手続き、リサイクルなどあらゆる相談に応じている。さだまさし原作の映画「アントキノイノチ」のモデルとしても知られる。日本ペンクラブ会員。

 17年ほど私は大阪市淀川区で、引越センターと同時に"全国初のひっこしやさんのリサイクルショップ"を営んでおりました。引越しの時に出る不要な家財道具を買い取ってあげることによって引越し代が安くなると反響も大きく、当時のMBSのちちんぷいぷいなど多くのメディアの取材を受けていたのです。

 そんなある日、引越しの見積依頼があり、私は大阪市内のマンションに伺いました。50歳代と思われる二人の女性のご依頼で、東京と横浜にあるご自宅へ数点の家財の運搬をお受けしたのです。しかし、部屋にはまだ大量に家財道具が残っていましたので、私は「残りの家財道具はどうされるのですか?」と尋ねました。すると、お一人がタウンページを片手に「いまから便利屋さんやリサイクルショップを探さないといけないのよ」と仰ったので、私は「うちで買い取りも片づけも全てお受けできますが、いかがいたしましょうか?」とお話ししたところ、「え!全部お願いできるの!」とびっくりされ、「このタイミングで全部受けてくれる人は神様に見えるわ!」と言われたのです。一瞬、私は"なぜ神様って言われたのだろうか?"としばらくは理解できませんでしたが、もう一度部屋の中を見た時に気付きました。そこにはお父様であろう遺影写真とご遺骨が供えられていたのです。つまり、ここに住んでいたひとり住まいの父親が他界し、関東に嫁いでいた娘たちが「親の遺品の整理」の為に大阪に来ていたのでした。当時、世の中に遺品整理専門会社は無く、さまざまな業種の見積もりをとり、遺族が段取りを組まないといけない状況で、お二人も数日間大阪に滞在する予定だったのですが、私が一括でお受けしたことで用件が済み、その日中に東京へ戻ることができたという訳です。

 私は帰社後、核家族化が進み高齢者のひとり住まいが急増しているなかで、同じような悩みでお困りの方は多いだろうなと思い、そのような専門会社がないのかと調べてみました。すると、そのような専門会社がないことが分かったのです。私は"誰もやってないんならおもしろい、自分で創ってみようと!"咄嗟に思ったのです。

 これが日本初の遺品整理専門サービスの始まりでした。それから2年間試行錯誤を繰り返して、15年前に遺品整理専門会社キーパーズは名古屋で生まれることになったのです。今では、北は釧路、札幌から東京、名古屋、金沢、大阪、福岡、韓国と支店が広がり、年間で約1600のご遺品整理のお手伝いをさせていただいております。

 第二回からは、日本初の遺品整理専門会社を始めて、実際に私が伺った遺品整理の現場から見えてくる人間の生き様やさまざまなドラマを連載させていただきます。

遺品整理や残置物の撤去

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